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クリニック看護師の仕事内容|1日の流れ・給料・勤務形態・デメリット・向いている人

クリニック看護師の仕事内容
  • 診療所(クリニック)への就職を検討している。
  • クリニックの勤務が自分と合いそうか知りたい。
  • 転職の参考に他の職場と比較したい。

転職活動の参考にクリニックの仕事内容やメリット・デメリットなど知っておきたいですよね。

事前にどういう働き方か知る事ができれば、転職を失敗する可能性が減ります。

私の妻(看護師)が整形外科クリニックの勤務経験があるので、実際の経験も踏まえて詳しく教えてもらいました。また、妻の母も看護師でクリニック経験が豊富なので情報を集めました。
私が集めた情報や妻の経験談や義母の経験談をもとに記事を書かせていただきます。

この記事では、クリニック看護師の仕事内容や働き方など転職を検討する上で必要な情報が全て手に入るようにしてあります。

そして、クリニックで働くという事が自分に向いているか知る事ができます。

クリニックで働くのは、プライベートを優先したい人に向いています。

メリットデメリット
日勤のみ+曜日固定休+長期休暇ありで働ける
昼休憩時間が長い
自宅から近い場所で働ける
人の死に携わらず、急変も少ない
清潔ケア・排泄ケアが少ない
アットホームな雰囲気
地域の人・患者と親しくなれる
終了時間が遅い
人が少ないので急に休みにくい
給料が安い
人間関係が悪いと辛い
新しい知識がつきにくい
クリニックで働く看護師のメリット・デメリット比較表
目次(タップで読める)

診療所(クリニック)で働く看護師の仕事内容

クリニック看護師のイメージ

診療所(クリニック)は入院施設が無い、または19床以下の患者を入院させるための施設を有する所です。

外来診療のサポートがメインの仕事内容です。

クリニックでの主な仕事内容

  • 外来の診療介助
    • 問診・バイタルサイン測定・医師のサポート・診察室への案内など
    • 主な看護技術《採血・注射・点滴》
  • 患者指導
    • 血糖測定・インシュリン指導など
  • 発熱外来の対応
    • 防護服きて検査を行うなど
  • 12誘導心電図の撮影
  • レントゲン撮影の手伝い
  • 医師が行う検査の介助
    • 胃カメラ・大腸カメラなど
  • 手術の介助
    • 局所麻酔くらいの日帰りできる手術がほとんど
  • 薬品・備品管理
    • 物品の発注・薬剤業者や医療機器業者との連絡など
  • 使用した医療器具の洗浄・滅菌
  • 診察室の掃除
  • 受付・電話対応
    • 医療事務がいない場合

クリニックで働く看護師の1日の流れ

クリニック看護師の1日の流れの一例は、以下になります。

【業務開始】診察の準備・掃除

物品の補充など。

午前診療の開始
午前診療の受付終了

受付済みの患者の診察が終わるまでは業務を継続します。

 昼休憩

昼休憩は2〜3時間程度が多いですが、勤務先によって変わります。

午後診療の開始

業務内容は、基本的に午前診療と同じになります。

午後診療の受付終了

受付済みの患者の診察が終わるまでは業務を継続します。

掃除

患者の診察が終わり次第、掃除をします。

【業務終了】帰宅

患者の診察数で終了時間が遅くなる場合もあります。

クリニックで働く看護師の休日・勤務形態

ほとんどは日勤のみの勤務で、夜勤やオンコールはありません

休みの曜日が決まっている所が多いです。

ゴールデンウィーク・年末年始・お盆など長期休暇もあります。

働く場所によっては、早番や遅番がある所もあります。

昼休憩が2〜3時間くらいある所が多いです。自宅に帰ったりランチに行ったりできます。

昼休憩が長い代わりに、終わる時間が少し遅くなります。

クリニックで働く看護師の給料の目安

クリニックで働く看護師の給料の目安は、年収でおよそ400万円です。

クリニックではパート勤務の人も多いですが、その場合の時給は1,500円程度が多いです。

クリニックの中でも『透析クリニック』や『美容クリニック』は給料が高い所が多い。

クリニックで働く看護師の7つのメリット

クリニックで働くことで、以下のメリットがあります。

クリニックのメリット
  • 日勤のみ+曜日固定休+長期休暇ありで働ける
  • 昼休憩時間が長い
  • 自宅から近い場所で働ける
  • 人の死に携わらず、急変も少ない
  • 清潔ケア・排泄ケアが少ない
  • アットホームな雰囲気
  • 地域の人・患者と親しくなれる
  • 日勤のみ+曜日固定休+長期休暇ありで働ける

    休みの曜日が固定なので、プライベートの予定が組みやすいです。

    長期休みを利用して旅行にも行きやすいです。
  • 昼休憩時間が長い

    昼休憩が2〜3時間くらいある所が多いので、一旦家に帰ることもできるし、昼寝したりランチもできる。

    ペットを飼っていて、昼に一旦帰宅したい人は助かると思います。
  • 自宅から近い場所で働ける

    クリニックは数が多いので家から近い場所で働けることがほとんどです。
  • 人の死に携わらず、急変もほぼ無い

    クリニックは地域のかかりつけ医のような存在です。重症患者の対応は病院で行いますし、看取りを行う事もありません。
  • 清潔ケア・排泄ケアが少ない

    看護師の定番である清拭やおむつ交換、排泄物の処理などがありません。

    日常生活援助などの業務が苦手な人にとっては大きなメリットです。
  • アットホームな雰囲気

    スタッフの人数が少なく、勤務の時間も基本的には全員同じです。診療所を院長の家族で経営している場合があったりとアットホームな雰囲気があります。

    私の妻の経験談では、歓迎会や送別会が院長の奢りで豪勢だったと言っていました(笑)。
  • 地域の人・患者と親しくなれる

    勤務地を自宅に近い場所を選ぶと地域の人が通院しています。

    長期で通院している患者との関わりが親密になれます。

クリニックで働く看護師の5つのデメリット

クリニックで働くことで、以下のデメリットがあります。

クリニックのデメリット
  • 終了時間が遅い
  • 人が少ないので急に休みにくい
  • 給料が安い
  • 人間関係が悪いと辛い
  • 新しい知識がつきにくい
  • 終了時間が遅い

    昼休憩が長い分、終了時間が遅くなります。

    患者の診察数で終了時間がさらに遅くなる場合もあります。特に、連休前と連休後では患者の数が多いです。
  • 人が少ないので急に休みにくい

    スタッフの人数が少ないので、急な休みはとりにくいです。
  • 給料が安い

    夜勤がないので、病院勤務と比べると給料は下がります。
  • 人間関係が悪いと辛い

    スタッフの人数が少なく、勤務の時間も基本的には全員同じです。人間関係が良好だと楽しいですが、人間関係が悪いとキツイです。
  • 新しい知識がつきにくい

    ルーチン業務になりやすく新しい知識がつきにくいです。勤務先によって変わってくるとは思いますが、勉強会など学びの機会も少ないです。

看護師経験が浅くてもクリニックに転職はできる

新卒や看護師経験1年未満など、看護技術が未熟な状態でもクリニックへの転職は可能です。

もちろん人数が少ないクリニックが多いので、即戦力になれたほうがいいですが、わからない事は教えてくれるので問題ないです。

即戦力の目安として、『採血・注射・点滴』ができると喜ばれます。

不安な場合は、看護師の人数が多い場所や教育に力を入れている場所を探しましょう(求人情報に書いてあったり、ホームページに記載しているクリニックもあります)。

教育体制が整っていない場合は、求人の時点で『臨床経験3年以上』とか書いてあるので、その求人を避ければ問題ないです。

クリニックへの転職が向いている看護師

クリニックへの転職が向いている看護師

  • キャリアップより、プライベートの時間を大切にしたい人
  • 日勤のみの勤務で、休みの曜日が決まっているのが良い人
  • 長期休暇欲しい人
  • 昼休憩をゆっくりしたい人
  • 命に関わる業務が苦手な人
  • 日常生活援助が嫌いな人
  • アットホームな雰囲気の職場が好きな人
  • 地域の人と関わりたい人

クリニックの看護師は、プライベートを重視したい人には特に向いています。

キャリアアップのための学びの機会は減りますが、勉強会とかで時間を取られるのが嫌な人はむしろメリットになります。

病院で働く上で、急変対応・エンゼルケア・清潔ケア・排泄ケアなどが嫌になった人もいるんじゃないでしょうか。そういう業務から離れたい人にはクリニックへの転職はオススメです。

クリニックへの転職を考えている人は、人間関係が悪いとかなり辛くなりやすいので、知り合いが働いていたら聞いてみたり、転職サイトの人に離職率を確認したりして情報収集をしっかり行いましょう。

まとめ|クリニックはプライベートを優先しやすい

クリニックで働くのは、プライベートを優先したい人に向いています。

クリニック以外の就職先も比較したい人や、看護師の転職先の選び方を知りたい人は下記の記事を参考にしてください。

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